10月29日の説教は、信徒の白戸兄による「ヘブル人への手紙」12章から 「信仰に与えられし覚悟」 と題した説教でした。神のみ言葉がギリシャ語でいうロゴスとして、本当の権威を与えるなら、それに逆らうことは、神への反抗であり、罪ではないかというのです。真理に逆らうものに力はありません。そこで、いわたしたちが神様からただいたもの・恩寵を忘れずに、それを各自で生かして使うべきだと。「あなたがたは、罪と戦って、まだ血を流すまで抵抗したことはありません」とは、厳しい言葉です。覚悟を持ってやりつくすとは、そのようにが大変なことなのかと思い知りました。
説教の後、軽食をとってから、JR武蔵野線/つくばエクスプレスの交差する南流山駅まで列車で向かい日本聖契キリスト教団の東京教区信徒交わり会に4名の信徒が参加しました。日本聖契キリスト教団の母体は、スウェーデンで当時のルター派国教会の形式的、世俗的な在り方に対して起こった自由教会運動の中から誕生した設立されたカベナント(聖契)教会です。ヨーロッパからアメリカへの移民とそこでの交わりから、1885年(明治18年)に、アメリカのカベナント教会が設立され、そこから1949年に、日本への伝道が始まり、日本聖契キリスト教団が生まれました。
IBFの会堂までの公共交通は、あらき野キリスト教会が半額負担し、信徒4名が東京教区信徒交わり会に出席しました。現地到着は真っ先でしたので、出迎えていただいたIBF信徒の皆さんとお話したり、初めての会堂をみたりるる余裕がありました。イベント会場となったIBFとは、インターナショナル・バイブル・フェローシップの英語略称で、松戸市にあり、英語の説教、英語の賛美もある活動的なプロテスタント教会です。外国から来て長らくIBFの家族信徒の方もいらっしゃいます。
東京教区信徒交わり会では、東京教区の何人も牧師、各教会の信徒50名が集まりました。教区長で目黒カベナント教会主任牧師でもある落合弘倫先生の挨拶があり、ついでワーシップソングが1時間ありました。これには、IBF牧師夫人の主導で、電子オルガンやギターの伴奏があり、英語の歌詞の賛美もありました。素晴らしい音楽を紡ぎながら、神を讃え神に感謝できたのは大いなる喜びでした。ワーシップソングとは、神に捧げる礼拝、神に向かって呼びかける歌ですが、20世紀になって盛んに作詞作曲され、盛んになりました。ギター伴奏にも適したリズム感のある曲で、手を挙げたり、叩いたり大胆に表現できる歌だと思いました。この後、ワーシップソングの賛美で心に残ったことを持ち寄って、小グループに分かれて交流会を持ちました。
小グループに分かれての交流会では、軽い飲食を摂って、印象深かった、ワーシップソングで心にのこった歌詞やキーワードを6-7人の7グループに分かれて40分ほど話し合いました。英語の歌詞が心に残った信徒の方も少なくなかったです。自分の所属するキリスト教会、地域、家族のこと、昔話など、信仰や生活の広い話し合いができて、40分の時間があっという間に過ぎてしまいました。
交流会終了後、お祈りをし、終了となり、初めてお会いした牧師や会堂で知り合った信徒と帰りました。
鳥飼行博