あらき野教会教会では、日曜日の午前中に、欠かさず礼拝をしていますが、説教は、たくさんの先生のご協力、持ち回りで成り立っています。
11月5日の説教は、北澤正明先生のご担当で、旧約聖書「第二列王記」18章から19章にかけて 「ヒゼキヤに学ぶ」 と題して説教がなされました。
中東にあった北イスラエルが紀元前722年に大国アッシリアに滅ぼされてからも、エルサレムを中心に存続していたのが南ユダ王国です、そのヒゼキア王が、紀元前713年頃アッシリアのエルサレム侵攻にという絶対絶命の危機に直面した時の話です。このときヒゼキア王は預言者イザヤに使いを送りました。予言は未来のことを予告する事ですが、預言は神から預かり託された言葉を伝えるものです。なんとこの時、「主の使いが出て行って」エルサレムを包囲していたアッシリアの大軍を殲滅してしまったというのです。つまり、信仰の力で逆境を乗り越えたのですが、この主の使いとは何か、については、このホームページに掲載した北澤先生の説教をご覧ください。また、このほかの北澤先生の興味深いお話は、「北澤師の書斎」をお読みください。
説教の後は、北澤先生を囲んで、いつものような軽食会をもちました。聖書を読むと、旧約でも旧約でも、私たちが習った歴史やキリスト教圏の知識の本源が感じられます。諺になっている「人はパンのみにて生くるにあらず」、 「豚に真珠」、「新しい酒は新しい皮袋に」、星の王子様「大切なものは目に見えない」、邦画「復讐するは我にあり」、洋画「マトリクス」異次元船ネブカドネザル、どれも聖書やキリスト教由来のものです。信仰するかどうかにかかわらず、一度、教会に足を運んでみてください。あたらしい知識や歴史の神髄に触れることができると思います。
鳥飼行博